「画面を見せるだけで、まさかお金が取られるなんて……」
こんなことを言われたら、信じられますか?
実は今、LINEの画面共有機能を悪用したPayPay詐欺がテレビでも取り上げられるほど急増しています。わっしゃんも家族との会話でこの話題が出て、「なぜ画面を見せるだけでお金が取られるの?」「怖すぎる」と本気で怯えていました。
ちょうど同じタイミングで、家族の元には以前わっしゃんが記事にした「日本年金機構を騙る差押予告通知書メール」も届いていたようで、デジタル系の詐欺がいかに身近に迫っているかを改めて実感しました。
この記事では、わっしゃんが家族と一緒に勉強したこの手口を、仕組み・狙われやすい人・見抜き方・対処法までゆる~く解説します。ご家族や周りの方への注意喚起にぜひ使ってくださいね。
※本記事は2026年6月時点の情報です。
結論|「○○ペイで返金します」と言われたら100%詐欺
最初に結論だけお伝えします。
- 「○○ペイで返金します」と言われたら、すべて詐欺と疑ってください
- LINEのビデオ通話+画面共有を求められたら、即ブロックでOK
- 「返金コード」「認証番号」と称した数字入力は、実はあなたから相手への 送金操作 です
- スマホの画面は、絶対に他人と共有しないでください
これは、わっしゃんの主観ではなく、消費者庁・国民生活センター・PayPay公式が連名で注意喚起している事実です。
ネットショッピング「欠品のため〇〇ペイで返金します」詐欺に引き続きご注意を!
在庫切れのため返金すると言われ、指示されたとおりに〇〇ペイのアプリで手続きしたら相手に送金していた
探していた商品をインターネットで検索したところ、他のショップより安く売っていたので注文した。「本日中に振り込めば割引する」とあったので、その日のうちに注文確認メールに記載されていた外国人と思われる個人名義の口座に2万円を振り込んだ。翌日ショップからメールが来て、「在庫切れのため返金する。〇〇ペイで返金するのでLINEにこのアカウントを友達登録して」とあったので指定されたアカウントを友達登録した。その後、LINEの無料通話機能で話しながら、指示されたとおりに〇〇ペイのアプリの「送る」ボタンを押した。再び「送る」ボタンを押すよう指示されたが、おかしいと思い確認したところ、2万円を送金したことになっていた。
(2025年10月受付 40歳代 男性)
返金すると言われ画面共有しながら指示に従ったら相手の銀行口座に送金していた
インターネットでDVDを検索し、他より安価で販売されているサイトを見つけた。代金6,000円は先払いだったので、〇〇ペイで支払った。その後、サイトから「商品が欠品となったため返金したい。〇〇ペイで返金手続をするので、LINEで当方のアカウントを追加してください」と書かれたメールが届いた。指示されたとおり、LINEで手続きしたが返金されない。サイトから改めて「出品者に直接返金させるので、出品者のアカウントを追加してください」とメッセージが届いた。アカウントを追加した後、片言の日本語で話す出品者からLINEの無料通話機能で電話がかかってきた。画面の共有機能を利用しながら、出品者の指示に従って作業したところ、出品者が指定する銀行口座に13万円送金していた。
(2025年10月受付 20歳代 女性)
〇〇ペイで返金すると言われ画面共有しながら手続きを行ったので銀行口座の暗証番号を相手に知られてしまった
インターネット通販で衣類を購入し、商品代金1万円を銀行振込した。今日、「欠品になったので〇〇ペイで返金する」と言われ、LINEの友達登録をした。その後、LINEの通話で相手から〇〇ペイのコード決済アプリで銀行口座を登録するよう言われ、画面の共有機能を利用して相手に指示されるままに手続きを行った。その後、やり取りの途中で怪しいと思ったので、画面共有を終了したが、途中までの手続きの過程を全て見られているため、相手に銀行口座の暗証番号等の情報を見られている。どうしたらよいか。
(2025年9月受付 50歳代 男性)
国民生活センターHPより抜粋
画面共有詐欺とは?スマホの画面を見せるだけで全額取られる新手口
画面共有詐欺は、LINEのビデオ通話と画面共有機能を悪用した送金詐欺です。スマホの画面を相手にリアルタイムで見せている状態で、巧妙に誘導されて自分の手でPayPayの送金操作をしてしまうという、恐ろしい仕組みです。
「自分は騙されない」と思っている人ほど狙われやすいのが特徴です。なぜなら、詐欺師は専門用語で混乱させ、急がせ、考える隙を与えないプロだからです。
わっしゃんも気を付けないとと思っています。未払いなどのメール等には身を引き締めますが、ポイ活のお得ポイント付与や返金などのプラス側のメール等には一瞬の隙が生まれます。


わかりやすく解説|画面共有PayPay詐欺の4ステップ
実際の手口を、4つのステップに分けて見ていきましょう。これを理解しておくだけで、被害リスクは大きく下がります。
STEP1|偽ECサイトやSNSで「格安商品」を購入させる
最初の入り口は、フリマアプリやSNS、偽の通販サイトです。よく狙われるのは、
- ブランド品の格安出品
- ライブやスポーツのチケット
- 入手困難な家電・限定グッズ
- ふるさと納税やプレゼント企画を装ったページ
など、「ちょっと安すぎる」けど欲しいものです。ここで購入手続きを進めると、詐欺師との接点ができてしまいます。
わっしゃんは、この詐欺ではなかったですが、安いものをネットショッピングで購入したら全然偽物をつかまされてしまった苦い記憶がありますよ。やはり安い、ほしいという気持ちの足元をすくわれる感じになるのでしょうね。
STEP2|「在庫切れなのでPayPayで返金します」と連絡が来る
購入から少し経つと、相手から連絡が入ります。
申し訳ありません、商品の在庫が切れてしまいました。
代金は LINEのビデオ通話を使ってPayPayで返金 いたします。
これが罠の始まりです。一見親切に見えますが、正規の返金にビデオ通話は不要です。本物の事業者は、購入時の決済を取り消すか、銀行振込で返金します。
消費者庁にもこのような問題が記載されており、怪しいドメインも掲載されていたのでここに報告しますね。
| サイトの名称 | サイトに係る ドメイン |
| HKR市場店 | rdpgk.minimumrisk.shop |
| online store | oggi.ayzgyonsale.shop |
| Suzanne | madrk.cnhmxbest.shop |
| Typography | qbague.voidnetwork.shop |
(注1)本件事業者の実体は不明です。
(注2)実在する同名又は類似名称の事業者・ウェブサイト名と間違えないように御注意ください。
(注3)本件サイトのURLが「https://〇〇.〇〇.〇〇」の場合は、下線部分が表中に記載のドメインとなります。
STEP3|LINEで「画面共有」を指示される
ここが一番危険なポイントです。
返金手続きのため、LINEのビデオ通話をつないで、画面共有をオンにしてください。
ここでスマホ画面を相手に見せた瞬間、詐欺師は以下を全部見えるようになります。
- PayPayの残高
- 入力するパスコード
- 認証用の数字
- 送金画面・受取画面の動き
つまり、あなたのPayPayの中身と操作がリアルタイムで丸見えになります。
STEP4|「返金コードを入力」と騙して送金させる
詐欺師はこう指示します。
では、返金を受け取るために、以下の数字を入力してください。
「1」「0」「0」「0」「0」「0」……
実はこの数字、返金コードではなく送金(支払い)金額です。画面を見られているため、認証もパスコードもすべて突破され、「気づいた時には、自分の口座から相手に高額が振り込まれている」という流れです。
特に怖いのは、自分が「返金を受け取っている」と勘違いしたまま、自分の指で送金していることです。手口を知らないと、終わったあとも「返金を受けたはず」と思い込んでしまうケースすらあります。
なぜ画面共有がそんなに危険なのか?
画面共有は、本来は家族とアプリの使い方を教え合ったり、リモートサポートを受けたりするための便利な機能です。ただし、この機能を悪用されると、以下のリスクが一気に高まります。
- パスコード入力の様子がそのまま盗み見される
- 認証コードや暗証番号がリアルタイムで取得される
- PayPay、銀行、証券、メールなど機密性の高いアプリの操作を全部見られる
- 二段階認証も画面を見ながら突破される可能性がある
実際、警察官を装って画面共有させ、暗号資産1,000万円を騙し取った事件も発生しています。「画面を見せるだけ」は決して軽い話ではありません。
記事はこちら→あいテレビ記事
こんな言葉が出たら100%詐欺|要注意フレーズ集
以下の言葉が会話やメッセージに出てきたら、ほぼ確実に詐欺です。
- 「○○ペイで返金します」
- 「LINEのビデオ通話で手続きしましょう」
- 「画面共有をオンにしてください」
- 「操作方法を教えるので、私の言う通り入力してください」
- 「これは返金コードです」
- 「PayPayの残高を教えてください」
- 「銀行口座をPayPayに登録してください」
特に、「画面共有」+「数字入力の指示」の組み合わせは、詐欺の最終段階だと思って即ブロックして大丈夫です。
狙われやすい人の特徴
国民生活センターや消費者庁の事例を見る限り、被害に遭いやすいのは次のようなタイプです。
- フリマアプリやSNSで個人取引をよく使う人
- 「お得情報」「格安出品」に弱い人
- キャッシュレス決済の仕組みに自信がない人
- 親切な相手に弱く、断れない人
- 一人で判断しがちな人(家族と相談する機会が少ない)
特に「キャッシュレスはよくわからないけどPayPayは使っている」という方は、画面共有でやっていることの意味を見抜けないため、最も狙われやすい層です。だからこそ、家族で共有しておくことがとても大事です。
画面共有詐欺を防ぐ7つのチェックリスト
迷ったときは、このチェックリストを確認してください。1つでも当てはまれば、詐欺の可能性が極めて高いです。
- 通販やSNS取引のあとに「○○ペイで返金します」と連絡が来ていないか
- LINEでビデオ通話を求められていないか
- スマホの画面共有をオンにするよう指示されていないか
- 「返金コードを入力」「認証のため数字を入れて」と指示されていないか
- 急かす言葉が多用されていないか(「今すぐ」「あと10分」など)
- 相手の身元が個人または海外サイトっぽい不審な事業者ではないか
- 自分のPayPay残高や暗証番号を聞かれていないか
1つでも該当したら、即通話を切ってブロックでOKです。失礼かどうか気にする必要はありません。
やってはいけない3つのこと
このタイプの詐欺で絶対にやってはいけないことです。
- 画面共有をオンにしない
どんな理由があっても、知らない相手にスマホ画面を見せてはいけません - 相手の指示通りにPayPayを操作しない
「返金コード」と言われた数字は、ほぼ100%送金額です - 「自分は大丈夫」と思って一人で判断しない
不安になったら、必ず家族や警察、消費者ホットラインに相談してください
正しい対処法|被害を防ぐ・拡大させない
怪しいと思った段階での対処
- LINEのビデオ通話をすぐ切る
- 相手のアカウントをブロック・通報する
- PayPayアプリを開き、送金履歴・残高を確認する
- 不審な取引があれば、PayPayのサポートに連絡する
既にお金を送ってしまった場合
- すぐに警察に被害届を提出する(補償申請に必要)
- PayPayの詐欺取引の報告ページから取引を報告する
- 銀行口座を連携している場合は、銀行にも連絡する
- 同じパスワードを使っているサービスは全部変更する
PayPayの「送る・受け取る」機能を使った取引は原則として補償の対象外ですが、警察に被害届を出すことで状況が変わる場合があります。とにかく、まず警察→PayPay→銀行の順で動くのが鉄則です。
家族で共有しておきたい|被害を出さないための3つの習慣
詐欺は「知識を持っているか」で被害が大きく分かれます。家族で次のことを話し合っておくと安心です。
- 「画面共有を求められたら詐欺」を家族の合言葉にする
- ネット通販で何か買ったら、家族に一言伝えておく
- 不安な連絡が来たら、一度家族に相談してから判断する
特にご年配のご家族がいる場合、この3つを徹底するだけで、被害リスクは大幅に下がります。
わっしゃんも家族に「ふるさと納税で○○来るから」とか「○○が代引きでいくらでいつ届く」などの情報は共有しています。冷凍庫パンパンでものが届いて大変なことが起こったり、代引き問題を防ぐことには役立ってますよw
わっしゃんが家族と話したこと
うちでもこの詐欺の話題が出たとき、家族はかなり怖がっていました。「画面を見せるだけで取られるなんて意味がわからない」というのが正直な反応です。
そこで、画面共有詐欺の仕組みを噛み砕いて説明したうえで、「もし通販で在庫切れと言われて『PayPayで返金します』と来たら、それはもう100%詐欺だから、即無視していい」と伝えました。家族はかなり安心したようで、わっしゃんとしても話してよかったと思っています。
ちなみに、同じタイミングで届いていた「日本年金機構を騙る差押予告通知書」メールも詐欺だったので、合わせて確認しました。よければそちらの記事も見てみてください。
セキュリティソフトで「うっかり詐欺」を防ぐ
メール・SMS・LINE経由の詐欺は、入口を絞るのも大事です。
トレンドマイクロの「ウイルスバスター」は、詐欺メールだけでなく、危険なリンクや詐欺サイトを自動で警告してくれます。家族のスマホにも入れておくと安心です。
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よくある質問
このような詐欺を聞くとあれこれ不安になってくると思います。よくあるような質問をQ&Aをまとめているのでご参考にしてください。
- Q画面共有を一瞬でもオンにしたら危ないですか?
- A
オンにしている間にパスコード入力や認証コードを見せてしまった場合は危険です。すぐにPayPayの取引履歴を確認し、不審な動きがないかチェックしてください。
- Q子どもや高齢の家族が被害に遭わないか心配です
- A
「画面共有を頼まれたら詐欺」「○○ペイで返金は詐欺」の2つを合言葉にしてください。一緒にこの記事を読むのもおすすめです。
- Q警察に行けばお金は返ってきますか?
- A
100%返ってくるとは限りませんが、被害届を出すことがPayPayの調査や補償申請の前提になります。必ず先に警察へ行ってください。
- Q通報先はありますか?
- A
警察(最寄り交番)、消費者ホットライン「188」、PayPayの詐欺取引報告ページが主な窓口です。
まとめ|「画面共有」「○○ペイ返金」が出たら無条件で詐欺
最後にもう一度、シンプルにまとめておきます。
- 「○○ペイで返金します」は100%詐欺
- 画面共有を求められたら100%詐欺
- 「返金コード」と言われた数字入力は送金操作
- 怪しいと思ったら即通話を切ってブロック
- 被害に遭ったら警察→PayPay→銀行の順で対応
この手口は、今後さらに巧妙化していくと思います。だからこそ、仕組みを知っておくことが最大の防御です。ぜひこの記事を家族や友人にシェアして、一緒に身を守ってくださいね。
わっしゃんはほかにも色々な詐欺メールなどの見分け方や対処法の記事も書いているので、気になる方は見て行ってくださいね。




