昨今、日経平均株価が上がっているニュースを耳にする機会も多いですが、そんな中、高配当株で有名なJT(日本たばこ産業)さんのラスト株主優待が到着しました。
株に株主優待に興味があるが、どんな感じかを知りたい方に株歴20年の弱小リーマン投資家のわっしゃんがゆる~く解説して行くので軽い気持ちで見て行ってくださいね。
人気の高配当株のラスト株主優待を紹介しつつ、今後の期待や優待に興味のある方向けにわっしゃんおすすめの株主優待銘柄の紹介もしていきます。※あくまで個人的感想で、特定銘柄の購入を推奨したりするものではございません
JTさんのラスト株主優待
東証PRM上場のJT(コード:2914)はラスト株主優待なので、権利日とかはのぞいて、軽く記載をしておきます。
JT株主優待情報
- 優待の種類
自社グループ商品 - 優待の内容
カップラーメン、レトルトご飯等の食品
以上の通りです。
優待は最後なので、今後に向けた配当などを説明してい参ります。
JTさんの株主優待や配当の解説
それでは、今回頂いた配当や優待について解説して行きたいと思います。
JTの配当
JTさんの配当金は1株当たり188円(22年度 中間配当:75円、期末配当:113円)となっており、配当利回り6.12%(23/5/27株価)と言う高配当株となります。中間と期末の配当を頂いたら1年で、
- 配当金 18,800円
(1株当たり188円)
となり、よいお小遣いと思いますw
JTの株主優待
株主優待は、もうラストなので、この記事を読んで頂いた方にはチャンスはありませんが、届いたものだけでも見て行ってください。
届いた商品は、テーブルマークさんのカップ麺8個とレトルトパックご飯1つ(4個入り)が入ってました。
ラストで残念な気持ちではありますが、米とラーメンが届いたことで、家計の足しになります♪やっぱり昨今のインフレで、ますますお金が奪われるこの世の中、少しでもあらがう事が大切だとわっしゃんは思ってます。
何故株主優待廃止?
JTさんが高配当銘柄で株主優待廃止の情報は伝わったと思いますが、そもそもなぜ株主優待を廃止するのか?大丈夫なのか?と言う疑問を持たれる方もいると思います。
株主優待とは、個人投資家を多数集めて株をたくさんの方に分散して持っていただくために有効な手段です。ただ、これは日本国内特有の制度で、外国人株主には適用されないため、昔から公平性が疑問視されておりました。JTさんもIR情報で以下のような案内を出されています。
当社は、株主の皆様に当社グループ商品のご利用を通じて、当社グループの事業をより一層ご理解いただくことを目的に、2004年より株主優待制度を実施してまいりました。 しかしながら、この度、株主の皆様への公平な利益還元のあり方という観点から慎重に検討を重ねました結果、配当等による利益還元に集約することとし、株主優待制度を廃止することといたしました。 当社では、今後も株主の皆様への利益還元を重要な経営課題と位置づけ、企業価値の向上に取り組んでまいります。株主の皆様におかれましては、何卒ご理解賜りますようお願い申し上げます。
JTさんIR情報より抜粋
以上の事より、会社自体は配当による株主還元に集約していくそうです。配当性向も75%を目安とするというかなり高めの方針です。
同じような理由で、優待銘柄オリックスさんも優待廃止(2024年3月末最終)を発表されています。過去の記事に書いてますので興味のある方はお読みくださいね↓
最近はJTやオリックスのような株主優待銘柄でも優待廃止が増えております。個人的には残念ですが、海外からの資金流入を考えると株価が上がる可能性がある(筆者の勝手な予想)ので、ある意味チャンスなのかな?とも思っております。
実際に下記チャートのように22年2月に優待廃止がアナウンスされた後、個人株主が売ったのか株価は下がりましたが、現在は業績好調も伴って株価は1.5倍ほどになってます。下がった時に買い増ししなかったわっしゃんのバカ~と思ってますw
JTさんの今後の業績、株価の見通しは?
JT(日本たばこ産業)さんは、四季報を見ると食品や医薬も少し手がけられていますが、名前の通りたばこ事業が中心です。
【特色】たばこが事業の中核。M&Aで海外たばこ事業を拡大中。食品・医薬品も展開。飲料事業撤退
【連結事業】たばこ91(31)、医薬3(13)、加工食品6(2)、他0(-430)【海外】73 <22・12>
【後 退】小規模ながら医薬事業伸長。主力のたばこは国内外で数量漸減傾向続く。円安効果も一服。値上げ実施継続でも補えない。マーケ費用増などもあり営業益後退。ただ金融損益改善。純益は横ばい圏。
【本 腰】加熱式たばこデバイスは英国、イタリアに続き、今後2年で20カ国以上に進出狙う。マーケティング投資も本格化。ロシアはビジネス継続見通し変わらず。
四季報より
たばこが主力?となると日本での喫煙率は20.1%(2022年版の世界保健統計より)となっており、年々下降気味です。世界で見ても下がって来ているのでちょっと心配になりますが、加熱式タバコが伸びてはおり、そこまで悲観的にならなくてもいいのかなとも思います。
ただ、加熱式タバコでいうとJTさんの「Ploom(プルーム)」は、伸びては来ているものの、「IQOS(アイコス)」にシェアで全然勝ってないんだよね~とちょっと不安にはなりますw
それでも、23年第1四半期利益は、円安の影響などもあり、1,447億円で前年同期比+16.6%と好調な出だしなので、今後もお小遣い銘柄として保有しておこうと思ってます。
わっしゃんおすすめの株主優待
ここまで、廃止された株主優待記事と言う意味の分からない状況にお付き合い下さりありがとうございましたw
ここからは、わっしゃんが過去に記事にしたおススメの株主優待について紹介していきます。
・ビジネスエンジニアリング(コード:4828)
→Quoカード500円が年4回(計2,000円)届く
・ゆうちょ銀行(コード:7182)
→500株必要だがカタログギフト3,000円相当で、高配当銘柄
・雪国まいたけ(コード:1375)
→株価はすぐれないが、ド派手なマイタケひと株は必見w
最後に
今回は株主優待廃止と言うJTさんでしたが、世の中には色々な株主優待が存在しているので、調べて見るのも楽しいですよ。但し、株数や権利日、継続保有などの条件は忘れずにチェックしましょう。
投資の方法は人それぞれですが、ストレスなく楽しく進めていくことが、大切だと思います。これからもゆる~くをモットーに皆様に少しでもお役に立つ情報を発信出来ればと思っております。