旅行や重い荷物を運ぶのに便利なキャリーバッグ(キャリーケース)ですが、長年使っているとどうしても故障はつきものですよね。わっしゃんも出先で、急にキャスターが破損してかなり困りました。
何とか帰宅して、正規リペアに申し込んで修理しようか?スーツケース等の修理工房に持ち込もうかと悩んでおりました。そんな中、価格面や手間を考えて自分で直してみようと調べましたが、情報が薄かったので同じようにお悩みの方もおられるのではないかと思いました。
キャリーバッグのキャスター修理を自分でやって安くしてみたいけどどうしたらいいかな?難しいの?等のお悩みについて、わっしゃんが実際にやった修理についてゆる~く解説して行きたいと思います。
この記事でわかること
THE NORTH FACEのキャリーバッグのキャスター自己修理
- ノースフェイスのキャリーバッグの故障状況
- メーカーやプロに任せる修理方法
- 自己修理に向けてネットで購入したキャスター
- 実際のキャスター修理方法(画像付き)
※本記事は商品PRを含みます。また、修理については筆者経験での記事となりますので、修理は自己責任でお願いします。
ノースフェイスのキャリーバッグの故障状況
わっしゃんが2018年に一目ぼれして購入した、「THE NORTH FACE ストラトライナー Mのブラック キャリーケース」を6年間大切に使って来ていましたが、先日出先で、急に重くなって振り返ると・・・キャスターのカバーが吹き飛んでおりました><
運よく仕事で工具や結束バンドを持っていたおり、下の写真のように応急処置をしてその場は対処しましたが、手持ちが無かったらを思うと恐ろしい・・・
家に帰って結束バンドを取った状況が下記の感じです。キャスターの周りのゴムカバーが割れてしまった感じです。
メーカーやプロに任せる修理方法
壊れてしまったけれど、思い入れはあるし、キズはあるけどまだ使えるし・・・これだという新商品にはまだ出会ってないので、修理しようと思うわっしゃんでした(ケチなだけw)。
とりあえずネットでキャスターの交換について調べて見て、正規メーカーでの修理と修理屋さんにお願いする方法を見つけました。
THE NORTH FACE のリペアを依頼する場合(正規修理)
メーカーである、THE NORTH FACEにリペア(修理)サービスの情報がありました。
メーカーさんは、保証制度を謳っておられるので、正規メーカーで安心して修理したい人は、この方法一択だと思います。
THE NORTH FACE リペア・保証制度
THE NORTH FACE製品は、素材の選択から縫製、加工など製品の完成に至る
すべての工程において厳しい品質管理基準をクリアしたものに限られます。お買い上げいただきました製品が通常の使用において機能が損なわれたり、
破損した場合は製品の機能回復に対して最良の方法を検討し、
当社基準価格にて修理をさせていただきます。生地や構造上の欠陥が原因の場合は、代金をいただきません。
これがTHE NORTH FACEの理念であり保証制度です。
我々の思想や製品づくりに対する姿勢のすべてはここに集約されています。
* ソックスやアンダーウェア等の消耗品、および経年変化による退色や劣化は対象外とさせていただきます。
* お問い合わせいただきました製品の状況によっては修理ができない場合もございますので、あらかじめご了承ください。
THE NORTH FACE HPより
今回は該当しないと思いますが、生地や構造上のメーカー不具合なら無償修理してくれるみたいですね。
方法としては、ネットで会員登録をして、下記の流れで修理できます。修理までに時間がかかりますが、安心・安全の修理方法です。
- マイページへログインし、リペアを申し込む
- ゴールドウインリペアセンターにて修理金額の仮見積り
- 修理品をゴールドウインリペアセンターに発送
- 修理金額の確定
- 了承・ゴールドウインリペアセンターへ返信
- 修理開始→修理完了→返送
わっしゃんは、見積もり依頼をしなかったので実際いくらかかるかわかりませんが、送料についてはノースフェイスさん持ちなので、そのあたりは安心できます。
正規パーツを購入して、実際に自分で修理出来たら一番良かったのですが、そのサービスは無い様でした。
修理業者を見つけて修理依頼する
GoogleMAP等で”キャリーバッグ修理”等を打ち込むと近所の修理屋さんが出ると思います。また、送って直して頂ける業者さんもあるので、お住まいの状況に合わせて検討下さい。
ネットや修理屋さんのSNSで調べると結構高くて8,000円位~する感じです。
駅やデパート等に修理屋さんがあるので、出先などでの緊急の場合は利用するのもいいと思います。
自己修理に向けてネットで購入したキャスター
手間と価格をケチって自分で修理して見ようと思ったわっしゃんですが、まず調べるべきことがあります。
- 車輪の大きさ(外径と幅)
- 軸受け(真ん中の穴)の大きさ
キャスターの車輪の大きさは、壊れていない方で計測しましょう。同じ(近い)サイズのものを選ばないとうまくいかないので、注意が必要です。
今回の「THE NORTH FACE ストラトライナー Mのブラック キャリーケース」は、車輪径が約80㎜で厚みが約30㎜(ちょっとうろ覚え)でした。
車輪の軸受け(真ん中の穴)の大きさも完ぺきに合わせていければいいのですが、外さないと測れないし、購入する商品に記載が無かったりと少し難しいです。止まっているねじを測ることで、大まかなサイズはわかるので、それを手掛かりにするのが良いと思います。
今回は、M6のネジで止まっているので、内径φ6㎜程度のものであればいいと思いました。
交換すべきキャスターのサイズがわかれば、YAHOO!ショッピングなどで”キャスター 修理”等打ち込めば色々出て来るので、合ったサイズのものを選んでください。
今回わっしゃんが購入させて頂いた商品を下記に乗せておきますが、色々なサイズを取り扱っておられて助かりました。
実際のキャスター修理方法(画像付き)
注文したキャスターが届いたので、実際にどう交換したかゆる~く解説して行きたいと思います。
用意するもの
- 交換用キャスター2個(左右同時に交換が必要です)
- No4六角レンチ(買ったキャスターセットにもついていました)
- ラジオペンチ(ペンチ、プライアでもOK)
わっしゃんの手元に届いたキャスターセットは以下の通りです。
- キャスター本体×2(φ80㎜×24㎜)
- 六角レンチ×2(No4サイズ)
- 長い軸×2(39㎜×φ6㎜)
- 短い軸×2(36㎜×φ6㎜)
- 止めネジ×4(M5×9㎜)
- ワッシャ×12(M6用)
それでは、修理をしていきましょう。
キャスターを外す
両方のキャスターを取り外していきます。※図解は片側のみです。
まず、キャスター取付部のカバーを取りはすじます。
下図の赤丸の4点のネジをNo4の六角レンチで緩めて取り外します。※取り外したネジは復旧時に使うので取り置いて下さい。
キャスター取付部のカバーを引っ張ると上図のように浮くので、内部のナットをラジオペンチ等で固定して、キャスター外側のネジをNo4の六角レンチで緩めて取り外します。
※あまり強く引っ張るとカバーが取れてしまうのでご注意下さい!
キャスター固定のネジを抜くと既存のキャスターを取り外す事が出来ます。
反対側のキャスターも同様に取り外します。
交換キャスターを取り付ける
キャスターを取り付けるために使う軸やワッシャーは、サイズに合わせて使います。
わっしゃんは、短い軸×2(36㎜×φ6㎜)とワッシャ×8(M6用)を使いました。
1つの車輪に使うパーツは、外側(画面右側)から
- 軸×1
- ワッシャ×1
- キャスター
- ワッシャ×2
- キャスター取付部(カバン)
- ワッシャ×1
- 止めネジ×1
となります。
キャスター固定部(キャスター側)にワッシャが元々あったのでそれは1枚流用しています。固定部とキャスタの回転部が触れると回転しないので、ワッシャの枚数で調整します。
カバンの種類が違う場合
軸の長さが長すぎると車輪が左右にガタガタするので、ワッシャ等で軸と車輪の隙間を埋めます
元々は、キャスター取付部のカバーはナット止めでしたが、今回は六角穴付ボルトなので、No4の六角レンチ2本(付属品)でキャスターを固定して行きます。
キャスター取付部の内部には手が入りにくく苦労します。
※あまり強く引っ張るとカバーが取れてしまうのでご注意下さい!
中のネジにレンチを付けてワッシャーと内側から穴に通して、外側からキャスターと長い軸を付けた方がやりやすいです。
どうしても難しかったら軸とネジの関係を逆に組付ける方法もありますが、ネジが緩みやすいのでおススメはしません。
キャスター固定部を元に戻して完成
最初に取り外したキャスター取付部のネジを4か所(左右8か所)締めて完成です。
ネジが締まらない場合はカバン側(内部)のナットが落ちている可能性があるので、指でナットを元の位置に戻してからネジを締めてください。
取付が終わったらキャスターがスムーズに回るか確認して問題なければ、実際に使って見てください。
元々のデザイン性は失われてしまいましたが、しばらくはまた使って見ようと思います。(次回は流石に買い替え時かな?)
まとめ
今回はわっしゃんがお気に入りで使っている「THE NORTH FACE ストラトライナー Mのブラック キャリーケース」のキャスターが破損したので、修理方法について紹介してまいりました~それではまとめて行きましょう。
- 元の状態に戻すにはメーカーに修理依頼を出すのが一番
- 緊急な場合は、町のカバン修理屋さんに持ち込む
- 価格を安くするためには自分で修理する
価格と手間、出来栄え等、満足度は人それぞれだと思いますが、安く修理したくても方法がよくわからない等困っている人の少しでも助けになれれば幸いです。
わっしゃんは、面白い商品や株主優待、ポイ活等も記事にしておりますので、ご興味のある方は是非見て行って下さいね。