日経平均が史上最高値更新~って市場はアツアツの毎日ですが、株主優待や新NISAで投資をはじめたばかりの方々も、ニュースやテレビ、新聞でも「日経平均最高値更新」と見かけてドキドキわくわく状態と思います。
しかしながら、実際は自分の持ってる株が全然上がらないし、何なら下がってるじゃん!なんでや?と思う方もおられると思います。わっしゃんは持ち株のポートフォリオ(持ち株)からそうだよねと思っておりますが、去年から投資を始めた友人から「日経上がってるのになんでなの?」と話を聞いていつも通りゆる~く説明したのですが、皆様も興味あるのでは?と思ったので、他の友人への説明もかねてブログに残すように考えました。
同じように自分の持ち株が日経平均に抗ってあげない?需給が悪いと聞くけどそもそも需給って何?どこで調べたらわかるの?とお悩みの方にいつも通りゆる~く解説して行きたいと思います。
※本記事の情報や株価は、2025年8月13日での情報となります。また、銘柄や株価に関する内容や見解はあくまで個人的感想で、特定銘柄の購入を推奨したりするものではございません。
日経爆上げなぜ持ち株上がらない!?
2025年8月13日に日経平均株価が史上最高値に友人から質問が・・・

日経上がってるけど持ってる株価が全然上がらないんだよね~
なんでなんだ?教えて~

そりゃ日経に関係ない銘柄を多く持ってるか?
持ってる銘柄の決算悪かったか?そうか需給が悪いのでは??

どういうこと?よくわからない・・・
決算の良し悪しはわかるけど・・・
日経に関係ない?需給?ってなに~
てな感じの会話になり、いったん説明することとなりました。株歴1年未満の友人に説明する内容ではありますが、むつかしく思われるかもしれません。
ただ~し、個別株投資にはきわめて重要なことなので、あきらめず聞いていただければと思います。わっしゃんも所詮は素人なので、日々勉強ということは変わりませんよw
そもそも日経平均株価とは?
そもそも日経平均株価とは、東京証券取引所プライム市場上場銘柄から選定した225銘柄の構成銘柄の平均価格となります。
調べると下記の説明で、銘柄は日経新聞さんのサイトにあります。
日経平均株価(にっけいへいきんかぶか)とは、日本経済新聞社が、東京証券取引所プライム市場上場銘柄から選定した225銘柄から構成される平均株価のこと。
三井住友銀行様HPより
日本の株式市場の大きな動きを把握する際の代表的な指標です。投資信託や先物取引などの商品にも利用されています。日経平均(にっけいへいきん)、日経225(にっけいにーにーご)とも呼ばれます。

自分の持ってる銘柄入ってないわwww

この225銘柄以外だと関係ないといえば関係ないよね~
まあ地合いという意味で日経が上がれば上がりやすいのは変わらないけどね
もちろん、日経平均価格はマーケット全体がアゲアゲモードかサゲサゲモードかを図る指標になるので、日経平均が上がっている時は、マーケット全体が上がりやすい状況にはなります。
わっしゃんもそうなのですが、ポートフォリオ(持ち株)が関係ない銘柄ばかりだと、日経が上がった時にはあんまり反応しなくて、下がった時にそれ以上に下がるなんてこともざらですw
株の需給?
投資をしていると株の需給というのを聞いたり見たりするものですが、結構これがわからないのですよね~こちらも日経平均に連動しなくなる理由の一つです。
そもそも株価が決まるのは何?といいますと、○○円で買いたい人と売りたい人が居て初めて価格が決まります。
株の需給は、この買いたい人(需要)と売りたい人(供給)のバランスの話となります。買いたい人が多ければ基本株価は上がりやすいし、売りたい人が多ければ下がりやすいです。まあセリやオークションと思えばわかりやすいかもです。

需給が需要と供給ってのはわかるけどそんなのその時にならないとわからないよね?

ここでの需給は信用の売りと買いの話でそれは見ることができるよ
日々の需給は変動があるのでわかりにくいですが、あらかじめの需給は、信用の売買残高でみることができるので、そちらを説明していきますね。
空売り、信用買いと需給確認方法
先ほどの需給の話で出てくるのが、信用買いと信用売り(空売り)となります。

その信用売買と需給の関係がよくわからん!
と言われるので説明していきますね。細かいところを説明してると結局どうなの?とってなったので、ここでは結論と要点を絞って解説しますね。
信用買い
信用買いは、証券会社からお金を借りて株を買うので、後々お金を返却(売る)しないといけない。
目に見える信用買いが多いと株価は上がりにくい。(上がると売る人が多くなるから)
信用売り(空売り)
信用売り(空売り)は、証券会社から株を借りてそれを先に売却するので、後々株を返却(買う)しないといけない。
目に見える信用売りが多いと株価は下がりにくい。(下がると買い戻す人が増えるから)
制度信用・一般信用
そんな信用の売買ですが、2種類存在して制度信用と一般信用があります。わっしゃん的には需給を大きく左右するのは制度信用のほうと思っています。理由としましては、
制度信用は、原則6ヶ月で返却(株であれお金であれ)をする必要があるので、需給が悪化した(信用買いがたくさん増えた)ところから株価が下がっていくと、6ヶ月後に返済売りが多発して更に株価が下がる傾向が強いと思います。(結構わっしゃんと同じで、皆さんギリギリまで損切りしないので・・・)
一般信用は、各証券会社で違いますが手数料を払う限り無期限で貸し出されるので、期限が来て仕方なく返済という恐れがないので、プラスになるまで返済しない方とかもいるので、わっしゃんは、制度信用を重視してみています。
Yahooファイナンスとかかぶたんでは合算の信用倍率(制度と一般を足したもの)で表現されていることが多いのでご注意ください。

信用買いが多いといいのかと思ってたw
そうか最終売って返済するから予約売りの数みたいなもんなんだね
制度信用残高の見方
需給の話は何となく分かっていただいたと思いますが、それをどう見て生かすかを実際に説明していきます。
毎週火曜日(月曜休みとかで曜日は変わります)の夕方に日本取引所グループのHPで発表されます。
1.メインページからマーケット情報→統計情報(株式関連)→信用取引残高等へアクセスします。

2.銘柄別信用取引残高をクリックすると過去5週分のデータが出てきますので、最新のPDFファイルを開きます。

3.開いたファイルで「Ctrl+F」キーで検索ボックスを開き、調べたい銘柄コード(銘柄名)で検索します。
例えばNTTであれば、「9432」と打ち、その行を確認します。ここでば、制度信用売りが増えて12,232,600株、制度信用買いが減って34,985,000株となっており、制度信用倍率(買い/売り)約2.86倍とわかります。これが売りのほうが多くなる(1倍以下)と激熱チャンスとなってくるわけです。

このようにして個別銘柄の需給が確認できるので、制度信用買い残高が増えてきたら上値が重くなるということがわかってきます。
例に挙げたNTTは、株式分割とニーサ特需で信用買いが激増して株価が下がりっぱなしでしたが、昨今需給がましになって株価が戻りだしてます。このことから需給は非常に大切な指標の一つと思います。
決算発表や企業IRにも注意
株価は需給や日経平均株価に影響されやすいですが、個別銘柄ごとのIRニュースや決算発表の影響も強く受けます。
日経平均が上昇していても、持ち株の決算が悪いと売りが増えて株価は下がります。決算跨ぎ危険・決算ギャンブル等といわれる所以ですね。
後は各企業の出すIRで株価は大きく動きます。よく「材料・悪材料」って言われる感じの話です。最近では自社株買い、増配等も聞くので、こちらが株価を上げるニュースになります。
自分の持ち株の株価だけに集中するのではなく、決算やIRも気にしておく必要がありますね。
まあ、世界情勢の悪化や天災、利上げのワードは株式市場全体が下がるので、こちらは怖い部分でもあります。
まとめ
今回は、最近の株高に関して友人から「日経上がってるけど持ってる株価が全然上がらないんだよね~なんでか教えて」と言われた一言から日経平均株価と需給について説明したことを書いてきました。
わかりにくかったかもしれませんが、ここまでお付き合いいただきありがとうございました~
- 日経平均株価は東証PRMの選定225銘柄の平均なので、全ては連動していない
- 株の需給とは、株価が決まる需要と供給のバランス
- 制度信用売買のデータを見ることができて、それを見ると概ねの需給がわかる
- 決算やIR、世界情勢等はそれ以上に株価に響く
わっしゃんは、割安高配当銘柄や株主優待銘柄が好きで、ゆる~くをモットーに投資をしていますが、需給が悪い銘柄は本当に株価が上がっていかないので、最近は確認をして、短期中期的には持ち株の増減を考えています。
投資の方法は人それぞれですので、皆さんもストレスなく楽しく進めていくことが、大切だと思います。これからもゆる~くをモットーに皆様に少しでもお役に立つ情報を発信出来ればと思っております。
わっしゃんが、貰った株主優待やその他良かった商品等も記事にしていますので、よろしければ見て行ってくださいね。



最後になりますが、最近詐欺メールや怪しい投資広告をSNSをよく目にして、そちらの注意喚起記事をよくアップしています。もし、詐欺広告が何かわからないとかお悩みあれば、過去の記事を見てい頂ければと思います。

