「楽天ペイから大事なお知らせが届いた…」
10月に入って、わっしゃんのところに楽天ペイを名乗るメールが5通届きました。件名は「本人確認アプリ『楽天アカウント保護』導入のご依頼」「決済の不具合に関するお詫び」「ご注文の差額返金とアカウント再開」など様々です。
結論から言うと、全部詐欺メールです。
昨今は大手企業の顧客情報流出のニュースも騒がれており、楽天についても「1億件超の会員情報流出か」と報じられました(楽天側は否定しています)Yahoo!ニュース。
そんなタイミングで届く「アカウント保護」の案内は、楽天経済圏のユーザーほど「本物かも…」と思ってしまいがち。今回は実際に届いたメールの写真とともに、見分け方と対処法をいつも通りゆる~く解説していきます。
※本記事は2026年10月10日時点の情報です。一部商品PRを含みます。
まず結論|楽天ペイを名乗るこういうメールは全部開かない
大事なことを先にまとめます。
- 「楽天アカウント保護」というアプリは存在しません。導入を促すメールは偽物です
- メール内の「Google Playでアップデート」ボタンは押さない
- 「お詫び5,000ポイント」「差額返金」は詐欺サイトへのつりです
- 楽天ブランドシンボル(BIMI)が本物かを確認するのが一番の防衛策
- 確認はメールのリンクからではなく、自分で公式アプリ・公式サイトから
実際に届いたメール4パターン
届いた5通の内容を整理します。
① 「楽天アカウント保護」導入のご依頼


「Android端末をご利用のお客様を対象に、本人確認アプリ『楽天アカウント保護』の導入をお願いします」という内容。期限(10月8日)を過ぎると「ログインが制限されます」と、短めの期限で焦らせるいつもの手口も混ざっています。
最大のポイントは、「楽天アカウント保護」という名前のアプリは存在しないこと。検索しても出てくるのは「このメールはフィッシング詐欺です」という注意喚起ばかりで、迷惑メール相談センターも同じ件名を注意喚起しています。

この手口は、以前書いた国税庁の詐欺メール記事の「アプリダウンロード誘導」と同系統です。
② 旧バージョンの支払い機能終了

「旧バージョンは10月12日0:00をもってお支払い機能を終了します」という、正規のアプリ更新案内に似せた精巧な作り。ただし「アップデート特典」として5,000ポイント付与と書かれています。
基本このような高額ポイント付与に関しては、新規アプリやお友達紹介などではありそうですが、アプリ更新で5,000ポイントがもらえることは、まずあり得ないと思います。
最近はこのようなポイント還元系の詐欺メールも増えてきているので、「お得かも?」と思うポイ活民の心理を攻めてくるものにも注意が必要です。
③ 決済の不具合に関するお詫び

「決済金額が正しく処理されない不具合が発生しました」というお詫び文。こちらもアップデート特典5,000ポイント付き。
わっしゃんのメーラーでは「認証情報のドメインとFromアドレスのドメインが一致していません」という警告まで出ていました。

④ 差額返金+アカウント再開(複合系)

最後に届いたのは最も巧妙なパターンで、「ご注文番号(末尾4桁):5725」と具体的な番号入り。「差額を10月31日までに返金(いくらかは未記入)」「お詫びに5,000ポイント」とお金が戻る+ポイントももらえるダブルのえさによる誘導で、怪しい添付ファイル付きの複合型です。
「お手続きは不要です」と書いてあるのに、最後にしっかり「Google Playでアップデート」ボタンが付いている矛盾ぶりでした。
返金型の詐欺も増えてきており、ネットショッピングを使う人などをターゲットにしているものが多いです。
最大の防衛策|BIMI「楽天ブランドシンボル」で見分ける
ここが今回の記事で一番伝えたいポイントです。
楽天グループは、なりすまし対策として「BIMI技術」というメールセキュリティ技術を導入しており、Yahoo!メール・ドコモメール・Gmail・Appleメールでは、楽天から正式に送られたメールに楽天ブランドシンボル(赤いRのマーク)や公式アカウントマークが表示されます。

公式の案内では、
楽天ブランドシンボルが表示されないメールについては件名などをご確認いただき、身に覚えのないメールの場合は開封せずに削除してください。
とされています。

注意:偽シンボルを表示してくる偽メールもある
ただし今回届いたメールの一覧を見てください。

「楽天ペイ」「Rakuten Pay」など表示名がバラバラなうえ、中には偽シンボル(今回は「楽」の文字)を付けてくるものがあります。このBIMIシンボルを知らないと楽天からなのかな?と思ってしまう可能性があります。
BIMIのブランドシンボルは「送信者が勝手に付けられるアイコン画像」とは別物なので、見比べると偽物は明らかに違います。
メーラー対応の本物のBIMIシンボルが出ているか、表示名の違和感と合わせて確認するのが確実です。
なぜわっしゃんは詐欺と見抜ける?証拠まとめ
- BIMIシンボルが異なる!※これがNo1の見分け方
- 送信元ドメインが全部バラバラの偽物(noreply@mail34.btqxjx.com、sender@a-l-o.jp、serv@serv.sanhachikai.com、trace@trace.pozawale.com、update@customer.frivoyunlar.com など。楽天の正規ドメイン(下記参照)ではない)
- 「ドメインが一致していません」の警告が出る
- 存在しない「楽天アカウント保護」アプリへの誘導
- 5,000ポイントのお詫びという過剰なポイント付与
- 正体不明の添付ファイル(5通中2通にあり)

このような迷惑・詐欺メールが届いたときの対処法まとめ
- 添付ファイルは絶対に開かない ※これが一番大切
- メール内のリンク・ボタンは一切押さない ※これも大切
- BIMIブランドシンボルの有無と表示名を確認
- 本物か不安なら、自分で公式アプリから確認(メールのリンクは使わない)
- 迷ったら楽天ペイ公式サイトの窓口へ相談
このような迷惑メールや詐欺メールをどうしたらいいか困る方やもっと簡単に見分けたいという方には、ウイルスバスターなどのセキュリティソフトを入れておくと、偽サイトや危険なダウンロードをブロックしてくれるので効果的です。
日々たくさん届く詐欺メールをすべて自力で見抜くのは大変で、今回のような「アプリのインストール誘導」型は特にシステム的な防御があると心強いですよ。
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合わせて読みたい(過去の詐欺メール記事)
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まとめ|添付ファイルやリンクは開かずブランドシンボルを見る癖をつけよう
楽天ペイの詐欺メールは、「アカウント保護(不安)」「5,000ポイント(お得)」「差額返金(お金)」と心理を突く手口を組み合わせに進化しています。
大原則はふたつ。「メール内の添付ファイルはもちろんリンクボタンも開かない」、そして「本物の楽天ブランドシンボル(BIMI)が出ているか確認する」。これだけで被害のほとんどは防げます。
楽天ユーザーは非常に多いので、「うちにも届いた!」という方は、ぜひご家族・ご友人にもこの見分け方を教えてあげてくださいね。


